ということで。。。
バイ籠の方の船の手直しで境港に。。。
案件は沢山あるので限られた時間でやれる事をやってもらう予定です。。。
自分の担当でも無いですが全体の確認や連絡、ちょっとしたお手伝いで数日境港に残りました。
担当は大体ガーミンシステムの担当。。。
コロナ禍での連絡の難しさや確認不足でうまくいってなかった所があってなかなか落ち着きません。。。
さて。。。
問題のガーミンシステムの方ですが。
ちょこちょこと問題はありました。
本体の動作やソフトとしての事でなく物理的な物が多く、はじめての事が多かったので手探りだった事もあり予想しなかった問題がちょこちょこ出ました。。。
まず振動子の位置。。。
舟形で船のサイドに取り付けられていましたが。。。
今回これをキールに移設してもらうという大手術。。。
なぜ移動するかと言うと。。。
1番の問題は泡ガミでした。。。
本当はここもちゃんと連絡や意思疎通が出来ていれば最初からキールになってだと思いますが。笑
これもコロナ禍なので。。。
ちなみに低速だとほぼ問題無く使えるのですが
高速になると。。。。
波があると。。。
こんな感じですね。。。
追い風の時は相当悪かったです。。。
これには沢山の憶測があって。。。
まずは位置ですよね。
そこから振動子の真後ろにポンプのキングストン。
振動子の表側にスラスター。。。
と。。
泡ガミするかもしれないなーと言う予想できる所が結構ありました。。。
泡ガミで本来の性能が発揮されずなかなか苦しみました。。。
本来であれば265LHの性能なら5kwの振動子と同じぐらいの性能のはずなので当初の予定としてはこれで問題無いかなと言う感じだったのですが。
泡ガミなどあり正確なデータや結果が出ないという状態でした。。。
バイ籠漁の行われる200メートルから300メートルの水深範囲で海底のロープが捉えられませんでした。
この水深を19ノットぐらいで走って16ミリのロープやカゴがあるのを探知するのにはやはり相当な探知能力が必要なのかと、、
元々のフルノさんの28khz 5kwのシステムだと。。。
こんな感じに映ります。。。
バイ籠仲間の菊栄丸さんに協力してもらい画像を撮影していただきました。
うちの船のガーミンシステムでも。。。
低速で捉える事が出来たのですが。。。
菊栄丸さんのとは違い。。。
なんだか薄い感じです。。。
この時使っていてどちらかといえば映ったのが高周波なのでピンポイントではあるのですがスピードが早いと全く映りません。。。
キールに場所を移動させるだけでもかなりの違いがでるかもしれませんが。
移動させたり新たに変更したりと言うのはこのサイズの船では簡単な事ではありません。
心配事が減るようにと今回から
1段階グレードアップ。。。
出力をあげるためにブラックボックスGSD26も追加となり。
振動子も109LHの2kwの振動子を。。。
出力が倍になったのでアナログ換算にすると16kwの振動子と同じぐらいの出力となり3000メートルぐらいまで行けるらしいです。。。
元の1kwアナログ換算6kwの振動子でも1000メートル越えを探査出来るみたいなのでチャープ発信の技術は凄いですね。。。
↑こちらが109LH
こっちが元々サイドに付いていた265LH
でもやはり今回の事で分かった事は取り付け位置は相当大切だと言うことです。。
少し走っただけで実感出来るぐらい変わります。
境港出た所ですが。。
ちなみに波高2メートル近く。。。
シケすぎで手元が安定しません。。。
やっと西郷の島陰に。。。
ここまででも元の取り付け位置だとほとんどロストしていた状況でほとんどロストする事なく!
スピード見てもらったらわかる様に19ノットなので常用のほぼ全速。
表の水槽に海水入ってないのでかなり上下する状態。。。
それでもロストせず。
取り付け位置って大切。。。
もし自分の船でなんか違うなと思われる方は一度見直してみると良いかもしれません。。。
これは船によっても違うし必ずしもキールにという事では無いのかもしれないですが。
1番深くて上下の少ないポイントに取り付けるのが最高の性能を発揮してくれると思います。
後は釣りのスタイルによっても変わるので注意が必要です。
自分のように小型ボートで風に対してバックに入れて船を風に立てる場合トランサムギリギリの真下辺りに振動子があると泡ガミと波で振動子が海面に出てしまいロストが多くなります。
少しだけ中心寄りの方がいい気がします。
これも前すぎるとスピード出した時にロストするので難しいところです。笑笑
GSD26
ブラックボックスもしっかり収まり。。。
本体側との設定も完了しました。
ブラックボックス、振動子共に読み込んでいます。
ここには設定が必要なのでやはり自分だけでは結構難しいです。。。
前回の問題点である二つの振動子の音波が混同してしまう問題もとりあえず今のところは大丈夫のようです!!
各振動子の周波数を違う設定にして4周波表示してみました。
周波数が全く同じではないので違いはあるのですが。
やはり2kの109LHのほうがはっきりしている気がします。
1番問題点だった。
200メートルから300メートル程度の水深でロープやバイカゴがとらえられるか
というところですが。。。
仕事中で掃除してたため通る瞬間を記録できませんでしたが。。。
なんと。。
新しい2kの方にも写りましたが。
1kの方の265LHの高周波にはっきりと。。。
ちなみにそこそこしけていた上に14ノットぐらいでとらえたのでこれからまた設定煮詰めて
2kの109LHの高周波で捉えられたらもっとはっきりうつるかなと!
ちなみに画像の設定は
本体 GPSMAP8412xsv
振動子B265LH
感度 自動 低
画像送り速度 自動
海底固定 下から10メートルをズーム
周波数 160khzプリセット
干渉除去 オフ
スムージング 低
TVG 低
表層雑音表示しない
送信レート 規定値
送信パワー 規定値
フィルター幅 規定値
の設定です。
凪であればスムージングをオフでも良いかなと。。。
送信レートとフィルター幅ももう少し上げ下げして様子を見たいなと思ってます。
基本的に干渉除去を強めに入れると底は見やすくなりますがロープやPEなどの糸はうつりずらく感じます。
これからまだまだ煮詰めていく事や確認する事がありますが位置の変更だけでも相当変わりました。
2kの力をもっと発揮できる様にベストな設定を探して行けたら良いなと思っております。。。
また分かってきたら載せていきますのでよろしくお願いします。。。
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